国内だけでなく海外でも活躍しながら、シンプルでミニマルな魅力を持つ暮らしの器を作り続ける滋賀・信楽町の陶芸家・古谷 宣幸さん。和洋を問わぬ使い勝手のよさと洗練されたデザインの作品が高い評価を受ける古谷さんが、黒釉を用いて作った徳利(とっくり)がこちらです。鉄分で黒く発色する黒釉は、焼成時の条件に仕上がりが左右されやすい繊細な釉薬ですが、古谷さんは理想とする質感を出すべく世界の古い焼き物を積極的に研究。そして独自に作り上げた、オリジナルの黒釉を使っています。扁壺形のフォルムで持ちやすいため酒器としても使いやすく、一輪挿しとして活用しても美しい逸品です。黒釉ならではのしっとりとした上品な漆黒が、お気に入りの日本酒や花の色彩を引き立てます。
にほんものポイント
シンプルで洗練された和洋を問わないデザインの器で、海を越えて活躍する陶芸家です

陶芸家・古谷 宣幸さんは、信楽焼で知られる滋賀県の信楽町を拠点に、日本のみならず海外でも活躍している作家です。シンプルでありながら洗練されたセンスと繊細な技巧が光る器は、和洋問わず幅広く使えるのが特徴。日々の暮らしに末長く寄り添う、美しく育ってくれる器が揃っています。
国内外で暮らしながら作陶経験を積み、生活の器づくりを洗練させ続けています
古谷さんは、信楽を代表する陶芸家の一人・古谷道生さん(故人)の3男として生まれました。そんな父の影響もあって始めた全国の窯業地を訪ねる旅の道中での様々な出会いや経験を経て、毎年数カ月間、海外でも活動するように。技術面だけでなく生活そのもののあり方を通じて、陶芸についての見識を今なお深め続けています。
納得いくまで世界中の陶芸を研究し、独自の黒釉にたどり着きました
古谷さんが使う技法の1つに、鉄分によって黒色に発色する黒釉があります。焼成時の条件や環境によって仕上がりが左右されてしまう繊細な釉薬ですが、古谷さんは納得のいく質感を求めて黒高麗や東南アジアなどの古い焼き物を積極的に研究。製作時には、研究の末に作り上げた独自の黒釉を使用しています。
サイズ | 縦80mm×横100mm×高さ135mm |
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重量 (g) | 340g |
産地(県名) | 滋賀県 |
原材料 | 陶器 |
発送日数 | 2営業日程度で発送 |
送料 | 660円(北海道、九州、沖縄県は別料金) 北海道:970円 九州:970円 沖縄県:1,700円 |
配送 | にほんもの倉庫(埼玉) |
備考 | |
おすすめコメント
穴窯という、日本でも最も古くからある原始的なスタイルの窯で焼成した一点物です。ぽてっとした愛嬌のある滑らかなフォルムは、シンプルゆえに見飽きることがありません。末長くお使いいただける器です。
陶芸家
古谷宣幸