【長崎県南島原市】
高橋謙作製麺
国内有数の素麺の産地である長崎県南島原市にある「高橋謙作製麺」は、昔ながらの手延べ素麺作りを行う老舗の製麺所です。
コシが強くのど越し爽やか、ふんわりとした上質な素麺は、長く多くの人々に愛されてきました。
また、素麺の製法を取り入れた手延べのうどんや中華麺などの商品も展開しています。
1世紀半以上にわたり愛されてきた
昔ながらの手延べ製麺を作っています
長崎県南島原市は国内の手延べ素麺製造の約30%を占めると言われる、素麺の町です。「高橋謙作製麺」は、そんな「島原手延そうめん」の一大産地にあります。1858(安政5)年の創業以来、手作業による延ばし作業にこだわりを持ち続け、現在の代表・高橋徹さんで6代目。ゆくゆくは7代目となる後継者も、その伝統を守り続けています。素麺のおいしさを決める延ばしの作業をはじめ、大事な部分ではすべて素麺のプロフェッショナルである麺師が作業。ふんわりとした食感としっかりしたコシが同居した繊細で力強い食味は、人の手でしか生み出せないおいしさです。また、素麺の製法を取り入れた手延べのうどんや中華麺なども展開。品揃えも充実しています。
「島原手延そうめん」の始まりは小豆島?
それとも中国から伝わった?
「島原手延そうめん」の始まりについては、大きく分けて2つの説があります。1つ目が1637年の島原・天草一揆(島原の乱)による荒廃後、素麺製造が盛んな瀬戸内海に浮かぶ小豆島からの移住者により伝えられたという小豆島伝来説。そして2つ目が、中国・福建省周辺の人々から伝えられたという中国伝来説です。今も由来は明確にはなっていないそうですが、「ロマンがあるため小豆島伝来説が定説とされていた時代もありましたが、私は中国伝来説が正しいのではと思います」と、6代目の高橋徹さん。高橋さんらが以前中国へ研修に出かけた際に、実際に福建省には素麺作りが盛んな村があり、作り方も「島原手延そうめん」と全く同じだったのを見たそうです。どちらが正しいにせよ、南島原市には小麦粉の取れる農地や塩田、雲仙岳の伏流水と素麺作りに適した環境が元々あったからこそ製造が盛んになったのでしょう。雲仙火山がもたらす自然の恵みが詰まった素麺を頬張りながら、その歴史に思いを馳せてみるのもまた味わい深いものです。
素麺製造に機械を導入しながらも
要の作業には創業時から伝わる手作業にこだわっています
「島原手延そうめん」は、元来全ての作業が手作業です。しかし時代の流れと共に、品質向上に役立つ様々な機械が登場。「高橋謙作製麺」でも、よりよい素麺づくりのために機械を導入してきました。それでも、素麺作りの要ともいえる「大引き」という作業など、要所要所では今も人の手で作業を行っています。毎日の自然環境の影響を受ける素麺は、手作業でないとその時の状態を的確に把握することができないからです。その時々の素麺の状態に合った大引き作業をするためには、昔からの伝統技術で丁寧に延ばさなければなりません。この伝統をしっかり守り続けるからこそ、強いコシにつるりとしたのど越し、ふわっとした食感を兼ね備えた上質な素麺が出来上がるのです。
高橋謙作製麺 代表
高橋徹(中央)
当社の手延べ素麺は、絹のように色が白く、ふんわりとした食感・強いコシ・つるりとした爽やかなのど越しが目標。伝統の技術を受け継ぎ、その日の気候に合わせて時間にとらわれず、じっくりと作業をしていきます。伝統ある「島原手延そうめん」の中でも数少ない、昔ながらの手延べ素麺を、どうぞご賞味ください。
高橋謙作製麺の商品
手延べうどん麺つゆセット化粧箱入り
手延べ素麺の一大産地、長崎県南島原市にある「高橋謙作製麺」。手作業による延ばし作業にこだわり、1世紀半以上愛され続ける老舗が、その伝統ある製法を応用して作ったうどんと麺つゆをセットにしました。
冬季製造限定手延べそうめん500g木箱入り
1858(安政5)年の創業以来、手作業による延ばし作業にこだわる長崎県南島原市の「高橋謙作製麺」。1世紀半以上、手延べ素麺の一大産地で愛され続ける老舗が作る、ちょっと特別な冬季限定の素麺です。
手延べそうめん800g化粧箱入り
国内有数の手延べ素麺の産地である長崎県南島原市で、150年以上愛されてきた「高橋謙作製麺」。手作業による延ばし作業にこだわり続ける老舗が、代々継がれる伝統製法を守って作る手延べ素麺がこちらです。
手延べラーメン・中華麺(スープつき)5点セット(にほんものストア限定組み合わせ)
国内の手延べ素麺製造の約3割を占めるという長崎県南島原市にある製麺所「高橋謙作製麺」。1世紀半以上手作業による延ばし作業にこだわってきた老舗が、伝統的な製法を応用して作る5種類の麺をセットに。