【東京都青梅市】
澤乃井ままごと屋
東京でありながら緑豊かな奥多摩。この地に、昔ながらの豆腐や湯葉づくりを続ける料亭「澤乃井ままごと屋」はあります。
かつて「おままごと」遊びに興じた時のような飾らぬ心を思い起こさせる素朴で優しい味わいは、シンプルだからこそいつまでも食べ続けたくなるおいしさです。
昔ながらの手づくり豆腐と湯葉が自慢。
日本酒で知られる「澤乃井」直営の料亭です
東京都の西部、奥多摩。多摩川のほとりに佇む「澤乃井ままごと屋」は、「澤乃井」ブランドの日本酒で知られる小澤酒造直営の料亭です。1702年創業の小澤酒造は東京の奥座敷とも称される奥多摩で300年以上、日本酒をつくり続けてきました。そんな老舗が新たに料理店を始めるにあたり着目したのが、日本酒をつくる際の仕込み水でした。この仕込み水は、奥多摩の山々に宿る水が長い年月をかけ秩父古生層の岩盤深く浸透し湧き出たもので、不純物が少なく、透明度が高いのが特長です。この湧き水を用いて「澤乃井ままごと屋」は昔ながらの豆腐や湯葉を手づくりしているのです。
シンプルなものだからこそ、
品質には徹底したこだわりを
豆腐や湯葉には、国産大豆を100%使用。豆の旨みやコクを存分に引き出すため、品質をしっかりと吟味しています。水には、日本酒「澤乃井」の仕込みにも使用される奥多摩が育んだ清らかな水を。さらに、おぼろ豆腐には天然のにがりを使っています。「澤乃井ままごと屋」では、これらの厳選素材をふんだんに使い、熟練の職人が日々真心込めて手づくりしているのです。豆腐や湯葉は、シンプルな食べ物ゆえごまかしがききません。素材のおいしさが味わいに与える影響が大きいため、その品質には徹底してこだわっています。
おいしさの秘密は職人の手仕事と
守り続けている伝統製法にあります
「澤乃井ままごと屋」の豆腐や湯葉は、1つ1つが職人による手づくりです。季節や大豆の状態による微細な変化は、日々食材と向き合う職人だからこそ分かること。工程の随所で、熟練の職人による経験と勘が要となっています。その繊細な手仕事が、豆腐や湯葉に濃厚なコクや旨み、滑らかな口当たりや優しい味わいをもたらすのです。また木綿豆腐には、近年あまり見られなくなった伝統的な製法を採用。惜しまぬ手間ひまが、おいしさにつながっています。
澤乃井ままごと屋 豆腐職人
大谷光広
「澤乃井ままごと屋」には、昔ながらの豆腐づくりの風景が今なお息づいています。いつまでも変わらぬおいしさを提供できるよう、日々研鑽を重ねています。大豆本来の旨みと深いコクのある、「澤乃井ままごと屋」ならではの味わいをどうぞご賞味ください。