
【鹿児島県霧島市】
福山黒酢
知る人ぞ知る黒酢の町、鹿児島県霧島市福山町で、
200年も前から受け継がれる伝統製法を守る黒酢メーカー。
一般的な黒酢の発酵熟成期間は半年から1年ですが、
福山黒酢では3年以上かけて熟成させています。

黒酢作りに最適な環境のもと、
昔ながらの壺造り醸造を守り続けています
福山黒酢があるのは、鹿児島県霧島市福山町。決して大きな町ではありませんが、8つの酢の製造所を有し全国に黒酢を出荷している、知る人ぞ知る黒酢の町です。この町で黒酢が作られるようになったのは、江戸時代後期の1800年ごろ。商業港であった福山港では黒酢の原料となる米が手に入りやすく、さらに綺麗な湧き水があり気候も温暖で、黒酢作りに適していたのです。しかし、福山町で作られる黒酢の品質がとりわけ高い理由は、良質な酢酸菌を含む澄んだ空気です。黒酢の醸造にとって最適な恵まれた環境を存分に生かし、福山黒酢では約200年も前から受け継がれてきた伝統製法を守った黒酢作りを続けています。

圧倒的な長期熟成が、黒酢の味と香りに
まろやかさをもたらします
福山黒酢が取り扱う黒酢は、最低でも3年以上、長いものでは10年もの間熟成させています。一般的な黒酢の発酵熟成期間は半年から1年ほどですので、約3倍以上の長期熟成を行っていることになります。製造方法には伝統的な壺造り醸造を採用していて、仕込みから発酵、長期にわたる熟成までを、屋外の壺畑に並ぶ約2万本のアマン壷と呼ばれるかめ壷のみで管理。熟練の職人による日々の点検も、1壺1壺丁寧に行われています。口に含むと、その飲みやすさに驚きます。黒酢の概念が覆るような味と香りのまろやかさは、手間ひまをかけた長い熟成期間によってもたらされるのです。

安全性とおいしさを保証するため、
壺や原材料にもこだわっています
原料には、厳選された良質な玄米と地元に湧き出る清らかな湧き水を使用しています。硬度30の軟水である地元の湧き水が、玄米由来の豊富な旨みに口当たりの良さを加えるのです。おいしい黒酢作りに欠かせない麹も厳選。また、酢を発酵熟成させるアマン壺も、試行錯誤の末選ばれた逸品です。現在は杜氏が特注製造した信楽焼の壺などを使っていますが、探求心を忘れず、今も最高の壺を追い求め続けています。これらはすべて、黒酢のおいしさとそれを口にする人たちへの安全性を第一に考えてのこだわりです。

福山黒酢 東京営業所
西田哲史
うちの黒酢は味と香りにおいて、お酢に特有の刺激が少ないのが特長。「健康にはよいけれど、黒酢は飲みにくい」という常識を覆す味わいです。健康とおいしさのどちらも両立した黒酢の味わいを、1度体験してみてください。