季の雲

【滋賀県長浜市】

季の雲

滋賀県長浜市の住宅街にこつ然と現れるモダンな建築が、ギャラリー「季の雲(ときのくも)」。
器を中心とした、現代作家による多彩な工芸品の展示や販売を行っています。
またギャラリーのオーナー自身も、
シンプルな美しさをまとった暮らしの器を作る陶芸家として活躍しています。

作家と作品への「愛着」を伝える、
滋賀県長浜市のギャラリーです

作家と作品への「愛着」を伝える、
滋賀県長浜市のギャラリーです

歴史薫る建造物や琵琶湖をはじめとした豊かな自然を有する、滋賀県長浜市。駅から少し離れた、住宅街の一角に佇むモダンなギャラリーが「季の雲(ときのくも)」です。店内には、オーナーである中村豊実さん夫妻が親交を深めてきた現代作家たちの作品や古道具などが並び、工芸に親しむゆったりした時間を提供しています。常設だけでなく、作家の展示会などをはじめとしたイベントも定期的に開かれており、足を運ぶたびに新しい出会いを楽しめる場所です。取り扱いを決めた作家にはオーナー自らが必ず会いに行き、作家と作品とを実際に確かめてから店に置くようにしているそう。その根底には、作品だけでなくそれを生み出す作家から紹介したい、というオーナーの想いがあります。その目で作品を見て、対面で作家と言葉を交わすことによる「愛着」が感じられる品々だからこそ、はるばる訪れる人たちの心に響くラインアップとなるのです。

憧れを形にしたモダンな建築を舞台に、
紆余曲折を経てギャラリーをオープン

憧れを形にしたモダンな建築を舞台に、
紆余曲折を経てギャラリーをオープン

コンクリート打ちっぱなしのモダンな外観、吹き抜けのある心地よい内装も、「季の雲」の特徴の1つです。この建物は、中村さん夫妻が新婚旅行でニューヨークに行った際、天井が高くモダンなお店を見て刺激を受け、その憧れを形にしたものだそう。実は「季の雲」は、最初からギャラリーだったわけではありません。「将来、自分の子どもたちに胸を張れる本当にやりたい仕事がしたい」と一念発起した中村さんは、勤め先を退職。最初はダイニングバーとして、2001年にオープンします。その後、自らの得意分野である工芸を取り入れることとなり、2003年にギャラリーを併設。「季の雲」と名を改め、再スタートを切りました。器を中心に、木工・ガラス・漆器・金属・布ものなど多彩な分野を取り扱い、15人ほどの作家たちと共に始動。そこから約20年の歳月が流れた今では100人を超える作家たちと交流し、作家と作品の素晴らしさを伝えています。

オーナー自身も工芸にのめり込み、
陶芸家として活躍しています

オーナー自身も工芸にのめり込み、
陶芸家として活躍しています

主に器を中心とした工芸品を取り扱う「季の雲」。そのオーナーである中村さん自身も、陶芸家として活躍しています。元々古いものが好きで、手に取ったり見たりする機会が多かったという中村さん。そのよさを生かしつつ、現代の生活に馴染む器を作りたいという考えの下、ギャラリー運営の傍ら、日々制作に励んでいます。そんな中村さんの器は、用の美を感じられる凛とした佇まいが印象的です。また、特に力を入れているのが、直火やオーブンにも使える耐火シリーズや中国茶器。本格的な中国茶器のアイテムはギャラリーでの取り扱いも多く、さらには茶人を招いて中国茶教室も開催しています。

中村豊実

季の雲 代表取締役

中村豊実

ギャラリーでは、私たちだからこそできる展示やイベントをこれからも模索していきたいですね。私自身でも器を作るようになってから15年余りになりますが、料理など受け入れるものの邪魔をしないシンプルなものを目指しています。手に取った方や実際使った方によかったと思っていただけるよう、日々精進するのみです。

季の雲の商品

耐火長方鍋・深・大 - にほんものストア

耐火長方鍋・深・大

通算100名以上の現代作家の作品の展示会や販売を行ってきた、滋賀県長浜市にあるモダンなギャラリー「季の雲」。そのオーナーであり陶芸家でもある中村豊実さんが手がけた、耐火シリーズの鍋兼器、大サイズです。

¥12,100(税込)
耐火長方鍋・深・小 - にほんものストア

耐火長方鍋・深・小

通算100名以上の現代作家の作品の展示会や販売を行ってきた、滋賀県長浜市にあるモダンなギャラリー「季の雲」。そのオーナーであり陶芸家でもある中村豊実さんが手がけた、耐火シリーズの鍋兼器、小サイズです。

¥7,700(税込)
茶則・白・ヘラ型 - にほんものストア
売り切れ

茶則・白・ヘラ型

通算100を超える現代作家の作品の展示会や販売を行ってきた、滋賀県長浜市にあるモダンなギャラリー「季の雲」。そのオーナーであり自身も陶芸家として活躍する中村豊実さんが作る、茶葉を扱う中国茶の道具です。

¥3,300(税込)