【岐阜県土岐市】
RYOTA AOKI POTTERY
「陶芸オタク」と言わしめるほどの研究実績に裏打ちされた確かな技術力で、
既成概念にとらわれない作品を発表し続ける美濃焼の作家・青木良太さんが運営するブランド。
ジャンルの垣根を超えた幅広い作陶活動のほか、
世界と陶芸を結びつける活動も積極的に行っています。
前衛的なスタイルで多彩な作品を生み出し続ける、
誰よりも陶芸を愛する美濃焼の作家です
「RYOTA AOKI POTTERY」は、岐阜県土岐市の陶芸家・青木良太さんが運営する陶芸作品のブランド。青木さんの根幹にあるのは「今までに誰もが見たことのない、美しくてカッコいい器を作りたい」という熱い想いと、陶芸を愛する誠実な姿勢です。釉薬の研究や異素材と陶器の融合など数々の試みを通じて、既存の枠にとらわれない21世紀の美濃焼を生み出し続けています。他ジャンルとも積極的に交流を重ねつつ、普段使いの器からアバンギャルドな作品、“ガチャガチャ”向けのアイテムまで幅広く展開。また、自身のオンラインショップやアートギャラリー、アウトレットモールでの実店舗も手がけており、陶芸の魅力の発信にも余念がありません。
「陶芸オタク」な気質を存分に生かして、
陶芸の可能性を日夜追求し続けています
代表作として知られる黄金に輝く「王様のワイングラス」に見るように、青木さんの凄さはその研究成果とそれに伴う実績にあります。焼成後の仕上がりが読めない陶芸の世界において、これまで不可能とされてきたのがワイングラスの作陶。青木さんはこの常識を打ち破り、長年の研究の末、世界で初めて完成させました。また、コスト面や技術面でも困難とされる真紅の釉薬「RED」の開発にも成功。その背景には、20年にも及ぶ年間約15,000種類もの釉薬の研究や、金・銀・プラチナといった金属類に繊細なスワロフスキーなど、通常扱わないような異素材を作陶に取り入れてきたことなどが挙げられます。自他共に認める「陶芸オタク」の熱意と確かな技術力が、これらの輝かしい功績に結実しているのです。
陶芸の魅力を世界に伝えるべく、
対外的な活動も積極的に行っています
陶芸に関する探究だけでなく、日本の陶芸そのものを国内外に広めるということにも力を入れています。そのためには、世代を問わず多くの人と陶芸との接点を作ることが必要だと考えた青木さん。国内外で開催される多数の個展を中心に現代美術のアートフェアにも参加し、他分野とのコラボレーションを行っています。また、陶芸家を志す学生や若手陶芸家を集めた交流イベントの実施などを通じて、後進の育成や陶芸界の活性化にも貢献。さらに、美濃焼を気軽に購入できる場所として、自ブランドのオンラインショップやアートギャラリー、実店舗も運営しています。陶芸の魅力を広め、何世代にもわたり受け継がれていくものとして残したい。それが、青木さんの願いなのです。
RYOTA AOKI POTTERY 陶芸家
青木良太
時には数千年もの悠久の時を経て世に残る焼き物。何千年後の未来に、「21世紀にどんなアーティストがいて、どんな作品があったか」を論じる時が来たら、自分の名前が挙がってほしい。そんな歴史に名を刻むような作品を死ぬまで残し続けたいと思いながら、今日も作陶に励んでいます。