【山形県山形市】

ハンドレッドベリーズ

山形県山形市の「株式会社ハンドレッドベリーズ」は、レモンやブルーベリーといったフルーツを生産する果樹園です。
特に、代表の石岡浩明さんが栽培する農薬不使用で安心・安全な「雪国レモン」は、
甘みが強く皮まで食べられると人気を博しています。

土壌微生物の力を借り、
「安心・安全」な果物を栽培しています

「株式会社ハンドレッドベリーズ」がある山形市は、最高気温と最低気温の温度差が10度以上ある日が年間100日以上もあるという、非常に寒暖差の激しい場所です。この気温差が、美味しい果物が育つ理由でもあります。代表の石岡浩明さんは、この山形の地で農薬・肥料不使用のブルーベリーや、レモンの栽培に取り組んでいます。ブルーベリーはピートモスやココピートといった専用土を使用し、約1200坪に1500本の苗木を、レモンは夏場には上部ビニールを全開、冬は全閉にできる全天候型のハウス1棟で50本を栽培。果物は全て「完熟」にこだわって摘み取るため、石岡さんのフルーツはとても甘いと評判です。

山形で初めて農薬不使用で
ブルーベリーとレモンの栽培を行いました

果物のイメージが強い山形市では、昔からりんごやブドウ、桃やサクランボが栽培されてきました。日本海沿岸の庄内地方ではブルーベリー栽培が行われていたものの、内陸の山形市では珍しく、レモンに至っては栽培する農家はいませんでした。2011年（平成23）に会社員から果樹農家に転身した石岡さんは、皮をむくことなくそのまま食べられ、体にもよく、樹帯も低木で栽培できるブルーベリーに将来性を見出し、栽培を始めました。そして2014年（平成26）には、食事療法を行っていた癌患者の依頼で農薬を使わずレモンの栽培を始めました。樹上完熟にこだわった石岡さんのレモンは、安心して皮ごと食べることができます。特にレモンの皮には果汁の5～10倍の栄養素が含まれているため、是非丸ごと味わってみてください。

完熟のフルーツを使ったジェラートは、
「果物をそのまま食べているようだ」がコンセプトです

株式会社ハンドレッドベリーズの果物を使ったジェラートも人気の一品です。ジェラテリア「COCO」のジェラート職人である佐久間さんに依頼し、ハンドレッドベリーズの果物を贅沢に使ったジェラートを製造しています。「果物をそのまま食べているようだ」をコンセプトにしたジェラートは、果物含有量が20%以上。レモンは皮ごと、パッションフルーツは種ごと使用しており、ラズベリーとブルーベリーはヨーグルト味に仕上げています。滑らかな舌触りと完熟の果物が織りなす味わいを是非お楽しみください。

株式会社ハンドレッドベリーズ　代表

石岡浩明

2011年（平成23）に脱サラし、故郷の山形にUターンして始めたブルーベリー栽培。あれからもう12年が経ちました。手探りで始めた無農薬の果樹栽培で、当初は「レモンが1個も収穫できなかった」といった苦労もありましたが、畑作りから栽培方法など多くの生産農家の方々や苗木業者等の方々を参考にしながら今日までやってきました。今でも常に試行錯誤の連続ですが、「安心・安全で、もっと美味しいものを提供したい」との思いで日々果樹栽培に取り組んでいます。