【静岡県静岡市】

鰹工房

静岡・清水にある「鰹工房」は鰹節製品を中心に製造・販売している海産乾物メーカーです。
食品機械メーカーから転身した経験を生かして鰹節の削り機を独自に研究・開発し、
かつて各家庭で削っていたような鰹節本来の風味が生きた削り節を製造しています。

昔ながらのおいしさを再現した、
こだわりの削り節を製造しています

「鰹工房」は、静岡・清水で海産乾物の製造・販売などを手がけるメーカーです。以前は食品機械を扱うメーカーでしたが、そのノウハウを駆使して削り機の研究・開発を行い、現在では削り節を中心とした食品の製造・販売業を営んでいます。削り節を作る際に大切にしているのは、「だしがしっかり取れる」ことと「そのまま食べてもおいしい」こと。この両立を求め、全国各地の良質な鰹節（荒本節・本枯れ節）を吟味し、厳選した国産素材を使用しています。目指すのは、各家庭で削っていたような、昔ながらの風味豊かな削り節の再現。独自の最新技術で、伝統の味わいを守り続けています。

かつて食品機械メーカーだった知見を生かし、
鰹節本来の風味を損なわない製法を確立しました

実は、世界でも最も硬い食品の1つとして知られる鰹節。しかしその硬さ故に、工場で一度に大量に削る必要がある市販の削り節は、鰹節に熱や水分を加えて柔らかくしてから削ることが多いのが現状です。加えて、削り機の刃との摩擦熱や、袋詰めのために再度温度を下げたり乾燥させたりすることも鰹節にとってダメージにつながり、風味が落ちてしまいます。そこで、「鰹工房」ではかつて食品機械メーカーだったノウハウを生かして、独自の削り機の研究開発を行いました。鰹節の種類に応じた刃物を開発し、刃を入れる角度も研究することで、鰹節の硬さに対応しつつ、刃との摩擦熱を最小限に抑えることに成功。できる限り自然な温度や乾燥状態で削ることも可能となりました。鰹節へのダメージを最小限にすることで、だしの出やすく、豊かな風味を残した削り節作りを実現したのです。

本格的な日本のだし文化を伝える、
日常に取り入れやすい製品を積極的に開発しています

「鰹工房」では、花かつおやソフト削りなどといった様々な大きさや厚みの鰹節製品以外にも、マグロやサバの削り節、使い勝手の良い無添加のだしパック等、多彩な商品を製造しているのも特徴です。また、家庭用の削り器などまで揃えているので、食生活やライフスタイルが多様化した現代でも、本格的な和食作りを手軽に楽しめます。体に優しく、どこか心和ます日本古来のだしの香りと味わいを、日々の暮らしに簡単に取り入れられる商品を取り扱っています。