【新潟県新潟市】
曽我農園
トマトと言えば、夏野菜——。
新潟県の北部にある「曽我農園」は、そんな常識を覆すような厳冬育ちのトマトを栽培するフルーツトマト専門農家です。
こだわったのは、トマトにとって高負荷となる「厳冬期」の環境と「土」での栽培。
農園自慢のトマトは、大きさこそ小ぶりながらも濃厚な甘みと旨みがギュッと詰まっています。
トマトのおいしさの新常識を確立した、
雪国のフルーツトマト専門農家です
新潟県新潟市北区、阿賀野川下流域にある「曽我農園」は、フルーツトマト専門の農家です。「日本一おいしいトマトを作りたい」という想いを胸にトマト作りを研究し、雪深い新潟の冬を超えた「越冬トマト」を開発。土での栽培にこだわり、厳しい寒さを耐え抜いたトマトは小ぶりながら濃厚な旨みと甘み、爽やかな酸味を兼ね備え、農園のブランドトマトとして多くの人々を魅了しています。そして、夏野菜の代表格であるトマトのおいしさを育むのは雪国の冬であるという、新たな常識を打ち立てました。さらに、甘いトマトを栽培する過程で発生する、黒いアザを持つ規格外品の「闇落ちとまと」も、正規品以上の甘さがあることから希少品としてブランド化。また、自慢のトマトを使った加工食品等の製造も行っています。約80年積み上げてきた栽培技術で地元の風土と向き合いながら、トマトの可能性を日々追求し、その価値を提案し続けているのです。
厳しい環境と強いストレスを耐え抜いてこそ、
濃厚な旨みと複雑な味わいが生まれます
「曽我農園」のトマトがおいしい理由は、畑を取り巻く環境と独自の栽培方法にあります。まず栽培環境ですが、農園がある地域は、冬期には曇天と強日射を頻繁に繰り返すため、冬場のトマト栽培には適さない厳しい環境とされてきました。しかし実は、トマトの味わいを育む上で、この寒暖差ストレスは必須条件だったのです。それに加え、本来は米の栽培に向いた粘土質の土壌に加えて塩分の多い地下水を用いることで、根を容易に伸ばすことが出来ない、トマトにとってよりストレスの強い環境で栽培しています。これだけのストレスを与えることでトマトの成分が整えられ、甘みが増すのです。続いてのポイントは、味の追求に特化した栽培方法。より濃厚で複雑な味を求めて、あえて栽培の難しい希少品種「ファースト系」を採用。さらに、生育時に与える水分量も制限しています。収穫量が一般的なトマトの3分1以下になるリスクがありますが、この方法によってトマトの甘みがさらに凝縮されるのです。畑の個性を最大限に生かし、そこから農園独自の工夫や研究を重ねることで、他の追随を許さぬ極上のトマトが育ちます。
農園オリジナルのトマトを原料にした、
トマトジュースやケチャップも見逃せません
自慢のトマトを贅沢に使った、「越冬フルーツトマトジュース」や「越冬フルーツトマトケチャップ」にも注目です。原料となるのは、どちらも「越冬トマト」と「闇落ちとまと」。添加物はもちろん、砂糖も一切使わずに作っています。「越冬フルーツトマトジュース」は、「闇落ちとまと」を加熱殺菌した上で裏ごししただけのシンプルなフレッシュジュース。とろりとしたのど越しと糖度10度以上の甘み、そして土栽培が生み出す奥行きのある味わいが特徴です。「越冬フルーツトマトケチャップ」には「越冬トマト」と「闇落ちとまと」に加え、秋に栽培した2種類の酸味強めのトマトを使用。それらを独自の割合でブレンドし、約1日かけて4分の1になるまでじっくりと煮詰めた後、玉ネギと新潟の伝統野菜「かぐら南蛮」という唐辛子をスパイスとして加えて仕上げます。原料の生産から商品の製造まで一貫して追求したのは「味」。おいしさにとことん一途な「曽我農園」の商品は、自家用はもちろん贈り物としても喜ばれます。
曽我農園 フルーツトマト専門農家
曽我新一(左)
新潟の厳冬を越すことで負荷と回復を繰り返し、高密度に肥大したトマトは、例えていうなら筋肉のようなものです。常に最高のトマト作りを実現するため、自然の力を借りながらも時に抵抗し、その年その年の風土を読み解きながら畑のデータ採取や観察を欠かさず、日夜研究に精進しています。
曽我農園の商品
【闇落ちとまと使用】越冬フルーツトマトジュース
強いストレスと厳冬期を乗り越えて濃厚な甘みと旨みを蓄えた「越冬トマト」を通じ、トマトのおいしさの常識を変えた新潟の「曽我農園」。自慢のトマトのおいしさがダイレクトに生きたトマトジュースです。
越冬フルーツトマトケチャップ
雪深い新潟の冬を超えて強い甘みと旨みを蓄えた「越冬トマト」を栽培し、夏野菜とされていたトマトのおいしさの新常識を提案した「曽我農園」。自慢のトマトをたっぷり使い、こだわり製法で作ったケチャップです。