【新潟県三条市】
マルナオ
新潟県三条市で寺社を装飾する彫刻業から始まった「マルナオ」。今は箸に代表される多彩な木工製品を製作しています。
彫刻の伝統技と銘木を扱ってきた経験を受け継ぐ製品は、高い機能性と洗練された佇まいが特長。
長年積み上げてきた巧みな手練と最新技術を融合した、細部まで美しい製品を提供しています。
「実」と「美」を両立した木工製品を作る、
新潟県三条市のオープンファクトリーです
高精度な金属加工の集積地としても知られ、ものづくりの本質が受け継がれている新潟県三条市。「マルナオ」は、この地に見学可能な工場と店舗を構え、箸をはじめとした多彩な木工製品を手がけています。1つ1つの製品には寺社を装飾する彫刻業で培った伝統技が生きており、細部まで美しく高い機能性を備えています。また手技による加工だけでなく、高精度機械による最新技術も積極的に導入。伝承されてきた技や知恵を尊重しつつ、これから先の時代を見据えながら、伝統と革新の融合した独創的な製品を世に送り出しています。
こまやかで美しい製品の数々には、
彫刻業での緻密な技巧が息づいています
「マルナオ」は1939年、寺社を装飾する彫刻を生業として創業しました。初代である福田直悦氏は、彫刻の伝統技を生かして大工道具三種の神器の1つである墨坪車の製作をスタート。その後、糸巻やカルコ、千枚通しといった古典的な手工具を作り続け、2代目からプラスチック製品も手がけはじめます。以後約80年にわたり大工道具の製作を行っていましたが、建築需要の落ち込みや工法の変化に伴い、新事業を開拓することに。そして2003年、3代目から始まったのが、現在のマルナオの看板商品ともいえる箸の生産です。出来上がったのは、先端まで精密な八角形を保ち、口当たりに優れた機能的な箸でした。その箸には、創業時から黒檀や紫檀を扱ってきた経験に基づく知識と技術、そしてものづくりへの責任と誇りが宿っています。
材料となる木材の品質を追求し、
その特性を生かしたものづくりを徹底しています
新潟県三条市は利器工匠具の産地でもあり、昔から銘木を入手しやすい立地。加えて寺社の木彫事業での実績を生かし、「マルナオ」の製品には黒檀や紫檀などの堅木を主に使用しています。これらの木材は非常に堅く水を吸いにくいため、衛生的で食事道具に適しているのです。その分加工も難しいのですが、そこは職人たちの技量の見せ所。また、木は育った場所の土壌や風土によって素性が変わってくるため、同じ樹種でも産地を厳選しています。その後は時間をかけて天然乾燥を施し、1本たりとも無駄にしないよう丁寧に「材料」へと仕上げていきます。銘木を知り尽くしたマルナオだからこそ、木の特性が最大限に生きた製品を提供できるのです。
マルナオ 3代目
福田隆宏
「マルナオ」のものづくりは、彫刻の伝統技から始まりました。そして現在、精鋭の職人たちの卓越した技能を巧みに駆使し、高い精度と美しい仕上がりの商品を世に送り出しています。先人の軌跡を踏まえ、伝統と革新を融合した道具を、これからも作り続けます。
マルナオの商品
スプーンL 黒檀
新潟県三条市の「マルナオ」は、寺社装飾の彫刻業で培った伝統技術に裏打ちされた、美しく機能的な木工製品を製作する工房です。この受注生産の黒檀のスプーンは、堅木ならではの特性を生かして作られています。
八角 WPC 235mm 紫
寺社を装飾する木彫の伝統技術と銘木に関する知見を生かし、機能的で美しい高精度な木工製品を生み出す「マルナオ」。先達の知恵と経験を受け継ぐ精鋭の職人を擁する工房が作る、精密な造形の紫檀の八角箸です。
夫婦セット 八角 WPC 紫、赤
新潟県三条市で寺社を装飾する彫刻業から始まった「マルナオ」。彫刻の伝統技術と銘木を扱ってきた経験を生かし、機能的で美しい木工製品を手がける工房が、ベストセラーである八角箸を夫婦セットにしました。
極上 八角箸 黒檀 235mm
ものづくりの街、新潟県三条市にある「マルナオ」は、寺社を装飾する木彫の伝統技と名木に関する知見を生かし、機能的で美しい木工製品を制作しています。そんな工場の技術の粋を集めた、最高品質の八角箸です。