株式会社アルプス

【山梨県北杜市】

株式会社アルプス

「なめたらしょっぱかったから塩ができると思った」と素人だけで始めた塩づくりは、
今や地域の名産品に成長するまでに

専門知識を元に良質の素材を使用する

専門知識を元に良質の素材を使用する

シーズニングの原材料を探していた時、高品質な有機ハーブを生産する農家を見つけて声をかけたところ、ちょうど事業継承を考えているとのこと。あまりのタイミングの良さに、思い切って事業を継承することにしたそう。取り扱う材料をよく知らなくてはとハーブ検定も取得するなどして、いざシーズニング作りに臨みました。商品名の「NO.11」は、試作を何度も繰り返して11番目にできあがった商品という意味で、一般的なハーブ&スパイスのシーズニングに比べてかなりハーブの配合量を増やして、少量でもしっかりハーブの風味が楽しめるようにしてあるのがポイントとのこと。塩はもちろん自社の温泉塩を使用しつつ、しょっぱさを補強するためにヒマラヤ産の岩塩もブレンドするなど、こだわり抜いたブレンドになっています。

きっかけは閑散期の仕事作り

きっかけは閑散期の仕事作り

同社は北杜市でも人気のキャンプ場と宿泊施設、温泉施設を運営しています。しかし冬場はどうしてもキャンプ場と宿泊施設の利用客が減り、職員の手が空いてしまうことから、閑散期に出来る仕事をと探していたところ、「うちの温泉はしょっぱいから塩ができるのでは?」と思いつきます。塩づくり未経験なので、まずは大鍋で温泉水を煮詰めるところから始めてみました。原泉には、温泉法が定める基準値の約30倍もの多種多様なミネラルや有効成分が含まれており、空気に触れると酸化して赤褐色になります。そのため塩も原泉の色を残した薄い赤褐色に色づいています。幾度の改善を行い、数年経つ頃には品質も安定化し、生産量は年間200kgほどと少ないものの、お土産品としても流通するようになってきました。

アウトドアの流行に合わせて商品開発

アウトドアの流行に合わせて商品開発

ここ数年のアウトドアブームの流れにのって、施設は大人気。そして、塩も徐々に認知され、地元産のポテトチップスやスイーツ等の加工食品にも使われるなど、供給を上回るほどに需要が高まってきました。工程の改善を行い生産効率は向上してきましたが、塩づくりに従事する時間を増やして生産量を大幅に上げるのはかなり難しい状況です。生産量が増やせないのであれば、できる量をいかにして活用するかがポイントになります。そこで考え出されたのが、シーズニングソルト。同社ではバーベキュー施設も保有しているため、バーベキューの利用者向けとしても相性が良いシーズニングを開発し、いまでは地域の名産品にまで成長しました。

森川 隆之

支配人

森川 隆之

おかげさまでリピータになってくださるお客様がとても多いシーズニングができました。まろやかな温泉塩に力強いしょっぱさの岩塩をブレンドしているのもポイントです。まだまだ進化中なので、ご期待ください。

株式会社アルプスの商品

tabishio select にほんの彩りしお - にほんものストア
売り切れ

tabishio select からふるそると

様々な塩の最適な使い方を研究しているシニアソルトコーディネーターの青山志穂さんが選んだ、塩にスパイスやハーブ類をブレンドするなどして味や香りをつけ足した「シーズニングソルト」4種類のセットです。

¥1,620(税込)