一般財団法人宇多津町振興財団

【香川県宇多津町】

一般財団法人宇多津町振興財団

かつて日本一の生産量を誇り町を栄えさせた塩づくり。
一度は途絶えてしまった伝統的製塩方法「入浜式塩田」を復活させ、町の産業遺産を後世に伝えるとともに、町の振興に役立てたいという想いが詰まっています。

一度は途絶えた伝統製法を現代に復活

一度は途絶えた伝統製法を現代に復活

1745年にこの地に開拓された入浜式塩田。日照時間が比較的長く、気候も温暖で、目の前に遠浅の美しい瀬戸内海が広がっているなど、製塩に適した環境であった宇多津町では、明治時代には最大200ヘクタールにも及ぶ広大な塩田が作られ、宇多津の塩は全国各地に出荷され、町の経済を支えていました。1971年に専売制度の影響で廃業に追い込まれたものの、かつてこの町を支えた製塩を町の文化的遺産として後世の伝えていくために、宇多津町振興財団により、本格的な入浜式塩田を復活させた塩づくりを行っています。

天候に大きく左右される上、作業は全て人力

天候に大きく左右される上、作業は全て人力

入浜式塩田内に張り巡らされた水路に瀬戸内海の海水を引き込み、手桶で塩田の砂に海水をかけます。そこから数日かけて太陽と風の力を借りて塩田の砂に塩を結晶させ、塩のついた砂を手作業で集めます。そこに海水をかけ、濃い塩水を作ったら、塩田の隣に建つ「釜屋」に運んで、平釜に入れて数十時間かけて煮詰めて塩の結晶を作っていきます。太陽と風の力が重要な塩田は屋外にあり屋根もつけられないため、途中で雨が降ったら最初からやりなおし、曇りが続いたら作業ができず、また完全に人力での手作業となるため、その生産量は1年間でわずか2,000kgほどと少ないものです。

全国にたった2つしか残っていない本格的な入浜式塩田で光る工夫と職人技

全国にたった2つしか残っていない本格的な入浜式塩田で光る工夫と職人技

現在では入浜式製塩法を採用している事業者は全国でも2社しかありません。少しでも生産効率を上げるために、流下盤(なだらかな坂を作って海水を循環させることで濃縮する方法)を併用するという工夫をこらしています。また、随所に光るのが職人技。海水を塩田に撒く浜飼(はまかい)という作業では、均一に必要量を広範囲に撒くのは簡単なようで非常に難しく、職人の技が光るところです。そしてなにより、全ての作業は晴れた日の太陽の下で行われ、海水も砂もいずれも重量があり、過酷な肉体労働となります。それを乗り越えてでも伝統的製塩を継承していくのだという強い気持ちが、職人さんたちを支えています。

一般財団法人宇多津町振興財団

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浜士の皆さん

300年続く、宇多津の塩作り。300年、変わらない味わいです。「入浜式」という伝統的な製法のもと、4人の「浜士」たちが手間ひまかけて作ったこの塩は、年間約2tしかとれない貴重な塩です。まろやかでこくのある手塩にかけた味わいが自慢です。

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