株式会社高江洲製塩所

【沖縄県うるま市】

株式会社高江洲製塩所

自然豊かで昔ながらの沖縄の風情が残る浜比嘉島にある
「塩を通して縁(塩)がつながる」製塩所

「じっくり時間をかけて、ゆっくり丁寧に作る」変わらない塩づくりへの想い

「じっくり時間をかけて、ゆっくり丁寧に作る」
変わらない塩づくりへの想い

浜比嘉島の美しいビーチを臨む敷地内に、多数の竹枝を汲み上げてタワー状にした「流下式塩田」を設置。そこに数日間海水をかけ流して濃縮したのちに、蒸気の熱で温めた平釜で低温でじっくり煮詰め、結晶の大きな粗塩を作っています。低温で炊き上げ結晶を大きく育てるのは時間がかかりますが、こうすることで湿気にくく固まりにくくなるので使い勝手が良くなります。炊き上げた塩は、さらに数日かけて寝かして「にがり(マグネシウムとカリウムを主体としたミネラル濃縮液)」を程よく残すことで、ミネラルバランスを整えて完成させています。「手塩にかけてつくる」というこだわりは、昔も今もこれからも変わることがありません。

地域の環境に合わせて伝統製法に独自の工夫をプラス

地域の環境に合わせて
伝統製法に独自の工夫をプラス

自然に囲まれた昔ながらの沖縄の風情が残る浜比嘉島。塩工房の近隣には民家や畑がなく、生活排水や農薬等の影響がありません。この自然豊かな浜比嘉島しか出来ない製塩方法を考えた時、昔ながらの流下式塩田での塩づくりしかなかったと言います。しかし沖縄は台風の影響が多い地域の為、昔ながらの流下式塩田そのままでは適応せず、台風で倒壊してしまったことも。試行錯誤の結果、流下式塩田の高さを制限したり、海水が滴り落ちる竹枝部分を台風時に取り外せるようにするなど、沖縄式に改良を重ねて、現在に至っています。他にも、濃縮した海水を炊く釜も塩が収穫しやすいように形に工夫が施されていたりと、伝統を守りながらも進化させています。

塩田作業を通じてやりがいと誇りを持ち、技術を身につける

塩を通して地域活性化にも貢献

高江洲製塩所では製塩所の見学を受け付けており、訪問者には高江洲さん自らが製造工程を説明してくれます。来てくれた人に塩を楽しんで欲しい、塩に親しみを持って欲しいという思いから、軽快なトークの要所要所に「塩(マース)ギャグ」と呼ばれる独自のギャグを挟み込んでおり、笑いながら塩づくりを学ぶことができます。希望者には製塩体験も提供していたり、無料の子供用の遊具やお茶のサービス、休憩所など、製塩所の至る所に訪問者のための心遣いが散りばめられており、高江洲さんの「塩を通して縁(塩)を繋ぐ場所になりたい」という願い通り、多くの見学者が訪れる製塩所になっています。

高江洲優

塩職人

高江洲優

塩づくりに携わらせていただき18年。自然の力を利用した塩作りは毎日が試行錯誤の連続です。天気に左右され、大量生産の出来ないお塩ですが身体にとって良い塩、料理に使って美味しい塩を常に目指し、お客様にお塩の魅力や塩使いの楽しみを知っていただければ「喜びもひとしお」です。

株式会社高江洲製塩所の商品

tabishio select さかなのしお - にほんものストア

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人が生きる上で欠かせない塩の生かし方を研究し、塩に関するプロの育成も行なっているソルトコーディネーター・青山志穂さん。そんな塩のプロがおすすめする、魚本来の味わいを引き出す4種類の塩のセットです。

¥1,512(税込)