持続可能な製塩を目指して
地球環境にも配慮
塩づくりは、美しく豊かな環境があってこそのもの。持続的な塩づくりのためには、環境にも配慮してく必要があります。塩づくりの多くは海水を釜で炊くために、なんらかのエネルギー資源を消費する必要があります。石垣の塩では、地球環境に配慮するため、海水を釜で炊き上げた際の熱エネルギーを循環させることで、できるだけ熱エネルギーを少なく、かつ無駄にしないように取り組んできました。こうした環境と共存する取り組みが地域に貢献していると国から評価され、経済産業省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」(2016年5月)に選出されました。
自らが海に潜って
製塩に適した海を探し出す
専売制度の解禁後、石垣島の美しい海水の恵みを多くの人に届けるために製塩をスタート。塩づくりをはじめるにあたって最初にしたのは、塩職人自身が海に潜ることでした。いくつかの候補地の中から、現在製塩所が位置する名蔵湾を選んだ決め手は、2メートル級のサンゴがいくつもいきいきと生きており、この地の生態系のバランスの良さを感じる事ができたから。現在では名蔵湾はその美しさが認められ、西表石垣国立公園・ラムサール条約登録地にも指定されています。
塩は食べるだけじゃない!
ソルトスパも併設
古くからタラソテラピー(海洋療法)という考え方があるように、塩は食べるだけでなく、体内外から心身を健康に保ってくれます。それを体験してもらおうと、石垣の塩を生産する工場の横には「ソルトスパ」が併設されています。この施設では八重山諸島の森と海の天然ミネラルを独自の技術で抽出・濃縮した世界初の「ミネラルエッセンステラピー」を受けることができます。特に飽和濃度まで塩とにがりを溶かした濃い海水のプールに入ると、まるで羊水に浮かんでいる胎児のように、ぷかぷかと浮きながら柔らかく海水に包まれ、心身ともにリラックスできます。塩は、体内外から私たちを癒やし元気にしてくれるのです。
塩職人
鈴木 裕平
日本の海から生まれてくる塩はどれも素敵な塩ばかりです。日本の美味しい多種多様な塩のひとつですが、是非私達石垣島の島人(シマンチュ)仕込みの「やさいのしお」として美味しいので「石垣の塩」味わって楽しんでいただければ幸いです。
株式会社石垣の塩の商品
tabishio select やさいのしお
データやテイスティングに基づいて塩を科学的に分析し、その最適な活用方法を研究しているソルトコーディネーターの青山志穂さん。塩をマスターした青山さんが、緑黄色野菜や淡色野菜に最適な塩をセレクトしました。