豊岡市コウノトリ共生部農林水産課

【兵庫県豊岡市】

豊岡市コウノトリ共生部農林水産課

コウノトリは人里近くで暮らす鳥。
環境破壊によって絶滅したコウノトリと共に生きる道は、私たち自身の暮らしを見つめ直し、自然環境と文化環境を再生・創造していく道。
決して平坦ではない「未来へと続く道」を、豊岡は歩み続けます。

「コウノトリ育む農法」は、できるだけ農薬や化学肥料に頼りません。

「コウノトリ育む農法」は、
できるだけ農薬や化学肥料に頼りません。

コウノトリは羽を広げると2メートルにもなる大型の鳥です。かつては、日本各地に生息していましたが、戦後の経済成長に伴う生息環境の悪化で激減しました。コウノトリを保護し再び自然界へ帰すプロジェクトが1965年より始められ、1989年にはコウノトリの人工繁殖が成功。また、2003年より「コウノトリを農業で支える」というスタイルが生産者に広がっていき、「コウノトリのエサを増やす」という明確な目的のもと、農薬や化学肥料に頼らず、美味しいお米と多様な生き物を同時に育む「コウノトリ育む農法」が誕生しました。

米作りを支える生き物たち

米作りを支える生き物たち

「コウノトリ育む農法」の田んぼでは、コウノトリはもちろん、カエルやトンボのように日本の故郷を代表する生き物をはじめ、メダカやゲンゴロウなどの希少な生き物も数多く見ることができます。特に殺虫剤を使わないことで、多様な生き物が暮らせる自然環境が広がっているのです。一方で、殺虫剤を使わないことで、稲の汁を吸うカメムシや、葉を食べるバッタなどの害虫を発生させてしまいます。そこで役に立つのが、害虫を食べるクモやトンボ。これらの虫は「益虫」と呼ばれ、この米作りには欠かせないパートナーになっています。

美味しいお米と多様な生き物を同時に育む。一年中、様々な手段で「生き物を増やす工夫」が施されています。

美味しいお米と多様な生き物を同時に育む。
一年中、様々な手段で「生き物を増やす工夫」が施されています。

米作りをしながら、生き物を増やす工夫のひとつとして、「水路魚道」があげられます。水路で暮らすフナやドジョウ、ナマズなどの淡水魚が、水田魚道を遡上して田んぼで産卵します。温かくエサの豊富な田んぼで成長した稚魚は、やがて水田魚道を下降して水路で生活します。田んぼのまわりに淡水魚を増やすことのできる水田魚道は豊岡市内に約140か所設置されています。また。稲刈りの終わった田んぼに水を張ることで、微生物やイトミミズが増えて、稲作に適した土づくりの手伝いをしてくれます。それを「冬みず田んぼ」といい、アオガエルの産卵場所や渡り鳥の越冬場所になるなど、多くの生き物にとって役立ちます。

家元貴司

豊岡市コウノトリ共生部農林水産課環境農業係 主査

家元貴司

我が子や孫へ安全安心な農産物を食べさせたいという想いは世界共通の願いです。自然と調和しながら、コウノトリ育む農法を広げていきたいです。

豊岡市コウノトリ共生部農林水産課の商品

五つ星お米マイスター厳選の田んぼ2選(特別栽培米兵庫県豊岡市産コウノトリ育むお米コシヒカリ 1kg・特別栽培米島根県奥出雲町産仁多米コシヒカリ1kg)