田んぼに温度計を差し込み、
稲の収穫時期を見極めます。
中村農園のお米は、他の生産者のお米に比べて、少し青みがかった玄米が含まれることが特長です。これは、「生き青」と呼び、ほんの気持ち早めに収穫をした玄米にみられます。一般的に稲の穂が出た時期から、稲刈り時期も予想します。5割程度出穂した後から、毎日の平均気温の数字を積み上げた「積算温度」が、1000度近くになると、収穫に適した時期の目安といえます。中村農園では、積算温度900度に達したころから収穫を始めます。「生き青」が含まれる玄米を精米し、白米にすると普通の色味と変わりませんが、炊飯時には豊かな香りが広がり、食べた時の風味がよく、美味しさを引き立たせてくれます。
蛇紋岩地帯から流る、
穂別川の水系に育まれたお米。
中村農園があるむかわ町は、穂別川が流れ、その上流には蛇紋岩帯が広がります。蛇紋岩にはマグネシウムとカリウムが含まれ、田んぼにその豊かな恵みをもたらした清らかで冷たい水が流れています。一昔前には北海道は、田んぼには向かない地域と言われていましたが、このむかわ町は適度な日照と昼夜の温度差があることもあり、比較的に田んぼに適した地域と言え、古くから栽培が始まっていました。
農作業を通じ、地域の生産者へ農業経営支援を行っています。
農業は3K(きつい・汚い・危険)と呼ばれ、新規の就農者が減っている現状があります。一方で、中村農園では、農業簿記を理解し、生産から販売までの経営把握をすることで、農業だけでしっかりとした生計を立てています。農業簿記認定アドバイザーの指定をうけ、地域の生産者の農業経営の改善支援の活動を行っています。さらに、地元の穂別小学校の生徒には、田んぼに招き、田植えや稲刈り、脱穀籾摺りなど、農家としての一連の流れを指導し、未来の農家を育む地域活動を行っています。
中村農園 代表
中村由美
就農し50年になりましたが、まだまだ上の目標を持っています。初心忘るべからず、一年一年挑戦をし続け、本当においしいお米を作っていきます。
中村農園の商品
もっちり食感に目覚める2種のお米セット(特別栽培米宮城県産だて正夢1kg 北海道産おぼろづき1kg)
米の新たな可能性の探究と発信を続ける、明治創業の老舗の米屋が運営する米の専門店「米屋彦太郎」。その6代目である五ツ星お米マイスターが全国の田んぼを巡って厳選した、もっちり食感のお米2種類のセットです。