第3回 地球環境を考えるならメイドインジャパンのサステナブルウォーター!

〜 第3回 〜
地球環境を考えるならメイドインジャパンのサステナブルウォーター!

アクアソムリエマイスター 宝積有香

アクアソムリエマイスター 宝積有香
アクアソムリエマイスター・女優。2010年日本アクアソムリエ協会認定アクアソムリエマイスターの資格を取得。「内側から綺麗に」をコンセプトとして、普段の水分補給の方法、どんな水を選ぶと良いか等を簡単に分かりやすく発信。

こんにちは。アクアソムリエマイスターの宝積有香です。普段の水分摂取の方法、どんな水を選ぶと良いかなど、簡単に分かりやすく皆さんにお伝え出来ればと思っています。特別な事ではなく、ちょっとした意識を変える事で自然と水分摂取が出来る様になる事が理想です。このコラムを通して出来る限り皆様に分かりやすくお伝えしてお水選びのお手伝いが出来ればと思っています。
前回まではこちら

ペットボトル業界のサステナブルな取り組み

SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は、日本でも大きな取り組みとして最近ではとても身近になってきています。世界規模で改善の為の様々な取り組みが行われていますが、企業や個人レベルでも改善のために出来ることがたくさんあり、SDGsを意識した脱プラスチックの動きがあちこちで見受けられるようになりました。例えば、身近なところでは買い物用のレジ袋が有料になりマイバッグが普及し、プラスチックのストローが紙ストローに変わり、ストロー自体を使わなくなっているお店や施設などもよく見かけるようになりました。

ミネラルウォーター業界のサステナブルな取り組み

近年では、ペットボトル等の海洋プラスチックごみ問題などの環境問題も目や耳にする機会も増え、アクアソムリエの私にとっても深刻な問題と感じています。というのも、様々な飲料がペットボトルに入れられて販売されていて、ミネラルウォーターも例外ではなく、その多くがペットボトル容器で販売されています。便利なペットボトルですが再生率でみると、使われたペットボトルの再生率は約85%、その中で国内で再資源化されたもののうちペットボトルへの再生率は約25%だそうです。今までは、新しい原料を使わずにペットボトルを再生しようとするとPET樹脂の中に入り込んだ匂いや汚れを完全に除去するのは難しく、あまり再生されていなかったそうなのですが、最近は、技術の進歩でペットボトルへのリサイクルも増えてきた様で、大手企業が販売する飲料でも100%リサイクルペットボトルの取り扱いをスタートさせています。
ペットボトルのラベルを無くした「ラベルレス飲料」なるものも登場していますよね。業界全体目標としては、100%ペットボトルに有効利用出来るように取り組んでいるそうなので、今後、ラベルレス飲料や再生プラスチックでできたボトルなどが特別なものではなく、主流になっていくことを願います。

ミネラルウォーター業界のサステナブルな取り組み

脱プラスチック社会の実現に向けた環境配慮型の容器とは?

脱プラスチック社会の実現に向けた環境配慮型の容器とは?

新たな取り組みとして、ペットボトルではない、缶入りや紙容器入りのミネラルウォーターも開発され徐々に浸透しつつあります。缶や紙は、新しい素材ではありませんが、脱プラスチック社会の実現に貢献する持続可能な容器として注目を集めています。「缶入り」は、炭酸水や水素水などで見かけたことがあるかと思いますが、まだまだ炭酸無し(スティルウォーター)は少ないです。紙の容器入りの飲料は、ジュースや牛乳などいわゆる”味”がついた飲料でおなじみのパッケージですよね。紙の容器入りのミネラルウォーターで注目を集めているのは、映画俳優のウィル・スミスさんの息子であるジェイデン・スミスさんがアメリカ・ニューヨークで創設した「JUST goods, Inc.」が販売するミネラルウォーター。プラスチック素材の容器を使わず、容器の約80%が植物由来でできた紙容器で、ボトルキャップは、サトウキビ由来の素材を90%以上配合したバイオマスプラスチックで作られているそうです。
環境配慮型の容器に入ったミネラルウォーターは、サステナブル社会の実現、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することを目的として各企業が取り組みを強化し、日本国内で販売・提供されるミネラルウォーターでも増えてきています。

水資源を守るために必要なこと

水は地球上にある限られた資源です。「水の惑星」と言われている地球ですが、ほとんどが海水で私達が使える水はわずか0.01%と言われています。世界では簡単に水を手にすることができない国がたくさんあり、日本のようにこれだけ自由に使える国はとても少ないです。私たちは、この貴重な水をどう守っていくか、どう使っていくのかを考えなければなりませんし、環境に配慮した容器入りのミネラルウォーターを生活に取り入れる他にも、サステナブルな取り組みとして海や川を汚さない、水を大切に使うなど一人一人の意識でできる事があるはずです。例えば、歯を磨く時やシャワーの時に、水を出しっ放しにしない、食器は新聞紙などで拭いてから洗う、食事は(例えばお味噌汁など)食べきれる量を作る。お花の水やりは雨水を溜めて使うなど、創意工夫で節水を心がけ、その結果として家計にも優しくなるという。自分たちが身近で出来ることを一つでも日々の”当たり前”に取り入れることで、より良い社会、そして世界の未来につなげて行けると良いですね。

水資源を守るために必要なこと
水資源を守るために必要なこと
今回ご紹介する商品はコレ!

アクアソムリエ宝積さんイチオシ。貴重な水資源と生態系の環境を守る為に「サステナブル」な形で生産されているミネラルウォーターをご紹介。

ジャスティス ナチュラルミネラルウォーターボトル缶 490ml(東京都)/株式会社ジャスティス

オールアルミ缶の為、分別不要で再生率も97.9%と非常に高く、遮光性、酸素バリア性がある為 に賞味期限も長いので保存水としてお家に備蓄しておくのもオススメです。 デザインもシンプルでスタイリッシュ。私の感覚ですが缶に入っているから?マグネシウムよりカルシウムが多いから?とてもスッキリと飲める感じがあります。去年発売されたばかりで、最初は企業向けに先行発売されていたそうですがまだまだこれから広がっていく商品だと思います。環境に配慮された水を取り入れてSDGsに貢献してみませんか?