樽田裕史(愛知県)

ゆらぎ 汲み出し

¥5,500(税込)

日本六古窯の1つ、「瀬戸焼」の産地として知られる愛知県瀬戸市。この地で作陶を行う樽田裕史さんは、素地に施した線状の透かし彫りと透明釉で表現する「蛍手」という技法を得意とする陶芸家です。美しい光を纏う凛とした佇まいの器が多くの人を魅了する新進気鋭の作家が、人の心に癒やしを与えるとされる「1/fゆらぎ」をモチーフにして作った汲出。汲出とは、湯呑みよりも高さが低く幅があり、基本的に来客に対して出される器のことを指します。器自体の形状と彫りに曲線を取り入れることで柔らかさを演出し、心地よさを感じられる作品を目指しました。来客時のお茶出しにはもちろん、果物やちょっとした菓子などを入れるデザートカップとしても使うことができます。

にほんものポイント

採光による表情豊かな陶磁器を制作する、新進気鋭の陶芸家です

採光による表情豊かな陶磁器を制作する、新進気鋭の陶芸家です

樽田裕史さんは、日本六古窯の1つ「瀬戸焼」の産地である愛知県瀬戸市の陶芸家です。独自の青白磁釉が彩る陶磁器に「蛍手」という技法を施すことで、凛とした佇まいでありながら、光と調和した幻想的な作品を作っています。季節や時間で移り変わる光を捉える樽田さんの器は、使うたびに異なる表情を楽しめます。


樽田さんの作品を語る上で欠かせない、中国がルーツの技法「蛍手」とは?

「蛍手」とは、成形後にしばらく置いて生乾き状態にした生地の器面をくり貫き、透かし彫りを施す技法のこと。明時代の中国がルーツとされています。実用性を担保して制作するのが難しい技法ではありますが、樽田さんは自然から得たイメージとこの技法を掛け合わせ、自身の作風として成立させました。


ふとした瞬間の美しい景色にインスパイアされ、“線”の「蛍手」を発想しました

小さな穴を開けていく表現こそ「蛍手」の定番ですが、樽田さんはこれを”線”で表現しています。このアイデアの元となったのは、日常の中で出会った、雲間から差す光や扉の隙間からこぼれる光だったそう。自らが美しいと思いうものを一途に探求し、自身の作品に落とし込んでいるのです。


おすすめコメント

曲線の透かし彫りが織りなす、幻想的な光と影の豊かな表情をお楽しみください。1つ1つ手作業による制作のためそれぞれに風合いが異なりますが、それも焼き物の醍醐味です。

陶芸家
樽田裕史

                     
サイズ
直径80mm×高さ60mm
重量 (g)
約80g
産地(県名) 愛知県
原材料
磁器
発送日数 2営業日程度で発送
送料
660円(北海道、九州、沖縄県は別料金)
北海道:970円
九州:970円
沖縄県:1,700円
配送 にほんもの倉庫(埼玉)
備考 手づくりのため個体差あり

送料について

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