樽田裕史(愛知県)

光纏ウ 湯呑

¥13,200(税込)

「瀬戸焼」の産地であり、焼き物と共に歩んできた街、愛知県瀬戸市。この街で作陶を行う樽田裕史さんは、「蛍手」という技法を用いた独自の表現を追求する陶芸家です。こちらはそんな新進気鋭の作家が作る、美しい採光が魅力的な湯呑みになります。樽田さんが得意とする「蛍手」とは、成形後の素地に透かし彫りを施し、その部分を透明釉で埋めて焼成する技法のこと。小さな穴を開けていく方法が一般的ですが、樽田さんの作品では、この透かし彫りが線状に入っているのが特長です。「光纏ウ」と名付けられたこのシリーズは、1/fゆらぎをモチーフにした「ゆらぎ」よりも線の幅が広く、採光量が多めになっています。この彫りが全体的に、斜めに入っていることで、まるで器が光を纏っているかのような印象に。季節や時間と共に移ろう光を捉え、使うたびに新たな表情を見せてくれる器です。

にほんものポイント

採光による表情豊かな陶磁器を制作する、新進気鋭の陶芸家です

採光による表情豊かな陶磁器を制作する、新進気鋭の陶芸家です

樽田裕史さんは、日本六古窯の1つ「瀬戸焼」の産地である愛知県瀬戸市の陶芸家です。独自の青白磁釉が彩る陶磁器に「蛍手」という技法を施すことで、凛とした佇まいでありながら、光と調和した幻想的な作品を作っています。季節や時間で移り変わる光を捉える樽田さんの器は、使うたびに異なる表情を楽しめます。


樽田さんの作品を語る上で欠かせない、中国がルーツの技法「蛍手」とは?

「蛍手」とは、成形後にしばらく置いて生乾き状態にした生地の器面をくり貫き、透かし彫りを施す技法のこと。明時代の中国がルーツとされています。実用性を担保して制作するのが難しい技法ではありますが、樽田さんは自然から得たイメージとこの技法を掛け合わせ、自身の作風として成立させました。


ふとした瞬間の美しい景色にインスパイアされ、“線”の「蛍手」を発想しました

小さな穴を開けていく表現こそ「蛍手」の定番ですが、樽田さんはこれを”線”で表現しています。このアイデアの元となったのは、日常の中で出会った、雲間から差す光や扉の隙間からこぼれる光だったそう。自らが美しいと思いうものを一途に探求し、自身の作品に落とし込んでいるのです。


おすすめコメント

ベースの青白磁釉は私が独自に開発したものです。それと透かし彫りを埋める透明釉による、光と影が織りなす多彩な表現をお楽しみください。手作りによる個体差も、焼き物の醍醐味です。

陶芸家
樽田裕史

                     
サイズ
直径80mm×高さ75mm
重量 (g)
約180g
産地(県名) 愛知県
原材料
磁器
発送日数 2営業日程度で発送
送料
660円(北海道、九州、沖縄県は別料金)
北海道:970円
九州:970円
沖縄県:1,700円
配送 にほんもの倉庫(埼玉)
備考 手づくりのため個体差あり

送料について

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