信楽焼特集

たぬきだけじゃない!
人々の暮らしに寄り添う信楽焼の魅力

信楽焼の歴史

信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽町で作られる陶器です。その歴史は古く、天平年間(729〜749年)を中心とした「天平時代(てんぴょうじだい)」に生まれたとされます。なんでも聖武天皇が紫香楽宮(しがらきのみや)を作る時に、瓦を焼いたのが始まりと言われ、縄文から続く技術を継承した、日本を代表するやきもの産地である日本六古窯(にほんろっこよう)の一つに数えられます。(その他は、瀬戸焼、常滑焼、越前焼、丹波立杭焼、備前焼)

たぬきの置物を有名にしたエピソード

そんな歴史のある信楽焼ですが、信楽焼と聞いて、たぬきの置物を想像する方もすくなくないはず。このたぬきの置物が信楽焼を想起させるものになったとされる出来事は、昭和26年に昭和天皇が信楽を訪問された際のことです。地域の方々がたくさんの日の丸の旗を持った陶器のたぬきを沿道に並べて歓迎したところ、その光景に天皇は大変喜ばれ、歌を詠まれたというエピソードがマスコミにも取り上げられました。これが、信楽焼のたぬきの置物が全国的に有名になったきっかけとされています。

信楽焼の特徴

信楽焼の特徴は、粗めの土質を用いている点と耐火性が高いことです。また、焼き締める際の温度や焚き方により、一つひとつ色や模様が微妙に変化し、信楽焼ならではの温かい発色が付くのも特徴のひとつです。にほんものストアでも、信楽焼の伝統を活かしつつ、現代の暮らしに寄り添った作品を作っている窯元、陶芸家さんの商品をご紹介しております。

古谷製陶所

【滋賀県甲賀市】

古谷製陶所

気がつけば、毎日使っている——。
「暮らしに寄り添う」をコンセプトに作陶する「古谷製陶所」の器は、まさしくそんな器です。
その時々のライフスタイルに合わせた、素朴で温かみのある「粉引」の器を制作しています。
1つ1つ手作りされる器は、手に取ってホッとするような使い心地も魅力です。

古谷 浩一

古谷製陶所

古谷 浩一

日々の暮らしの中で一番大切な時間は、家族が集まってご飯を食べたり、お茶やコーヒーを飲みながらホッとしたりする時間です。そんな時間がより豊かになるように、人々の暮らしにそっと寄り添っていけるような、そんな器づくりを心がけています。

古谷製陶所の商品

  • 鉄散 りんご鉢 豆

    鉄散 りんご鉢 豆

    ¥2,200(税込)

    ここがおすすめ!
    粉引の第一人者の1人が創業した、滋賀県・信楽町に工房を構える「古谷製陶所」が丁寧に手作りした粉引のリンゴの形の豆鉢。
  • サビ釉 りんご鉢 豆

    サビ釉 りんご鉢 豆

    ¥2,200(税込)

    ここがおすすめ!
    素朴で温かみのある粉引の器づくりを行う滋賀県・信楽町にある「古谷製陶所」が作る、粉引にサビ釉を施したリンゴ型の豆鉢。
  • 粉引 輪花高台鉢

    粉引 輪花高台鉢

    ¥1,540(税込)

    ここがおすすめ!
    粉引の第一人者が創設した、滋賀県・信楽町にある「古谷製陶所」が粉引の風合いを生かして作った、高台のついた花形の豆鉢。
  • 鉄散 フラットプレート

    鉄散 フラットプレート

    ¥7,700(税込)

    ここがおすすめ!
    温かみのある「暮らしに寄り添う」器づくりを行う滋賀県・信楽町の「古谷製陶所」が手がけた、大きめのフラットなプレート。
古谷 宣幸

【滋賀県甲賀市】

古谷 宣幸

信楽焼に代表される焼き物の町、滋賀・信楽町を拠点とする古谷 宣幸さんは、
日本のみならず欧米諸国など海外でも活動する陶芸家です。
繊細な技巧と洗練された美しさを宿す暮らしの器を、多彩な技法を用いて制作しています。
また、和洋を問わず使いやすいデザインも相まって、海外でもその名を知られています。

古谷 宣幸

陶芸家

古谷宣幸

誤魔化しの効かない、ミニマルなものこそが一番難しいけれど、流行に惑わされず小手先の技術に頼らず、そのままの自分を轆轤で表現できれば、長い時を経ても飽きずに使い続けられる器になる。私が常日頃から感じていることです。使っているうちに、気づけば生活になくてはならない存在にまで成長するような器となりますように。

古谷 宣幸の商品

  • 黒釉盃(深)

    黒釉盃(深)

    ¥6,600(税込)

    ここがおすすめ!
    日本国内だけでなく、海外での作陶経験も豊富な滋賀・信楽町の陶芸家・古谷 宣幸さん。毎年数カ月間は海外で暮らして制作や研究を行い、陶芸に関する見識を深め続けている作家が、黒釉を用いて作った盃です。
  • 黒釉盃(浅)

    黒釉盃(浅)

    ¥6,600(税込)

    ここがおすすめ!
    日本国内だけでなく、海外での作陶経験も豊富な滋賀・信楽町の陶芸家・古谷 宣幸さん。毎年数カ月間は海外で暮らして制作や研究を行い、陶芸に関する見識を深め続けている作家が、黒釉を用いて作った盃です。
  • 黒釉盃

    黒釉盃

    ¥6,600(税込)

    ここがおすすめ!
    日本国内だけでなく、海外での作陶経験も豊富な滋賀・信楽町の陶芸家・古谷 宣幸さん。毎年数カ月間は海外で暮らして制作や研究を行い、陶芸に関する見識を深め続けている作家が、黒釉を用いて作った盃です。
  • 黒釉片口

    黒釉片口

    ¥14,300(税込)

    ここがおすすめ!
    日本国内だけでなく、海外での作陶経験も豊富な滋賀・信楽町の陶芸家・古谷 宣幸さん。毎年数カ月間は海外で暮らして制作や研究を行い、陶芸に関する見識を深め続けている作家が、黒釉を用いて作った片口です。
  • 黒釉扁壺徳利

    黒釉扁壺徳利

    ¥17,600(税込)

    ここがおすすめ!
    世界を股にかけて活躍しながら器を作る滋賀・信楽町の陶芸家・古谷 宣幸さん。その古谷さんが手がけた黒釉の徳利です。理想の質感を求めて、国外の古い焼き物を研究して開発した独自の黒釉を使用しています。
  • 黒釉しのぎ湯呑

    黒釉しのぎ湯呑

    ¥4,950(税込)

    ここがおすすめ!
    生活に寄り添うシンプルな器づくりで海外でも活躍する滋賀・信楽町の陶芸家・古谷 宣幸さんが作る湯呑みです。理想の黒釉の質感を追い求めてたどり着いた上品で美しい黒色と、鎬が織りなす釉薬の濃淡は必見。
  • 黒釉六寸皿(目跡なし)

    黒釉六寸皿(目跡なし)

    ¥4,950(税込)

    ここがおすすめ!
    古谷 宣幸さんはシンプルな中に繊細な技巧が光る暮らしの器づくりで、国内外問わず活躍する滋賀・信楽町の陶芸家です。こちらは、理想の釉調を求めて独自に開発した黒釉を使って作った、使いやすいサイズ感の陶器皿。
  • 黒釉六寸皿(目跡あり)

    黒釉六寸皿(目跡あり)

    ¥4,950(税込)

    ここがおすすめ!
    古谷 宣幸さんはシンプルな中に繊細な技巧が光る暮らしの器づくりで、国内外問わず活躍する滋賀・信楽町の陶芸家です。こちらは、理想の釉調を求めて独自に開発した黒釉を使って作った、使いやすいサイズ感の陶器皿。
季の雲

【滋賀県長浜市】

季の雲

滋賀県長浜市の住宅街にこつ然と現れるモダンな建築が、ギャラリー「季の雲(ときのくも)」。
器を中心とした、現代作家による多彩な工芸品の展示や販売を行っています。
またギャラリーのオーナー自身も、
シンプルな美しさをまとった暮らしの器を作る陶芸家として活躍しています。

中村 豊実

季の雲 代表取締役

中村 豊実

ギャラリーでは、私たちだからこそできる展示やイベントをこれからも模索していきたいですね。私自身でも器を作るようになってから15年余りになりますが、料理など受け入れるものの邪魔をしないシンプルなものを目指しています。手に取った方や実際使った方によかったと思っていただけるよう、日々精進するのみです。

季の雲/中村豊実

  • 茶則・白・ヘラ型

    茶則・白・ヘラ型

    ¥3,300(税込)

    ここがおすすめ!
    通算100を超える現代作家の作品の展示会や販売を行ってきた、滋賀県長浜市にあるモダンなギャラリー「季の雲」。そのオーナーであり自身も陶芸家として活躍する中村豊実さんが作る、茶葉を扱う中国茶の道具です。
  • 耐火長方鍋・深・小

    耐火長方鍋・深・小

    ¥7,700(税込)

    ここがおすすめ!
    通算100名以上の現代作家の作品の展示会や販売を行ってきた、滋賀県長浜市にあるモダンなギャラリー「季の雲」。そのオーナーであり陶芸家でもある中村豊実さんが手がけた、耐火シリーズの鍋兼器、小サイズです。
  • 耐火長方鍋・深・大

    耐火長方鍋・深・大

    ¥12,100(税込)

    ここがおすすめ!
    通算100名以上の現代作家の作品の展示会や販売を行ってきた、滋賀県長浜市にあるモダンなギャラリー「季の雲」。そのオーナーであり陶芸家でもある中村豊実さんが手がけた、耐火シリーズの鍋兼器、大サイズです。